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禁断兄妹

第28章 俺にとどめを刺せ ※※柊side※※


「はい、これっ‥‥」


俺の背中に向かって
萌が何か差し出した。


「それと、携帯の番号も今聞いていいかなっ。何かあった時に必要だからっ‥‥」


萌が早口にまくし立てる。


俺が聞きたいのは
そんな言葉じゃない

さっきの言葉の意味だ


お前は俺のこと
どう思ってるの

ここまで耐えたけど
もう限界だ

俺は強い力に引きずられるように
振り向いた。

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