無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「きゃっ‥‥」


ポニーテールで露わになっているうなじに音を立てて口づけると
萌は首をすくめ
ぴくっと身体を強張らせる。


「もうっ、包丁とかあるから、危ないよ‥‥」


焦って振り向く萌


「じゃあ少し休憩して、俺の相手して‥‥ 」


「え、だって今作ってるのに───」


その唇をキスで塞ぐ。

ゆっくりと舌を絡めるうちに
少しずつ萌の息が上がってきて
切ない吐息が漏れる。


「や‥‥お兄ちゃん、待って‥‥」


腰に回していた両手を胸へと伸ばしていることに気づいて
俺の唇から逃れた萌が小さな声をあげる。


「名前で呼んで‥‥じゃないとやめない」


「しゅ、柊‥‥だめ‥‥っ」


素直に俺に答えた熱っぽい声に
胸の奥が鷲掴みされる。


「そんな可愛い声で駄目とか言われると‥‥逆に‥‥」


やめるどころか
煽られまくりで
俺は両手で萌の胸を下から支えるように
柔らかく揉みあげた。


「あ‥‥やだ‥‥っ」


甘い声に
ぞくりと背筋が震える。

俺の手を剥がそうと
重なる熱い手のひら


「ごめん‥‥少しだけ触らせて‥‥」


囁きながら
耳を責めるように舌で愛撫する。


「やん‥‥だめ‥‥っ、しゅう‥‥っ」


だからそういうのが
逆に‥‥

俺は胸を揉みしだく手を止めずに
萌の両足の間に後ろから膝を入れた。