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禁断兄妹

第31章 同じ世界を生きよう


達した余韻に何度も身体を震わせ
荒い呼吸を繰り返す萌
俺の視線を避けて
上気した横顔を見せている。


「すごく可愛かった‥‥」


その頬に口づけながら静かに両手を引くと
俺の腕を強く掴んでいた指から力が抜けて
萌はずるずると床に座り込んでしまった。

膝を立てているせいで
スカートから露わになっている太もも
俺がずり下げたパンティが見えている。

淫らでしどけない姿に
俺は喉を鳴らした。


「‥‥気持ち良かった‥‥?」


俺もしゃがみこんで
頭を撫でながらその顔を覗き込むと
萌は肩で息をしながら真っ赤な顔で
咳をするように片手を口元に当てて黙っている。


「‥‥怒ってる?」


小さく首を振る萌
可愛くて
思わず笑みが零れる。


「ごめん‥‥すごく可愛くて‥‥我慢できなくなる‥‥」


まるで脱がせてと俺を誘うように
太ももに絡みついているパンティ


「もっと、してもいい‥‥?」


甘く囁きながら手をかけた。

このくっついている両ひざを開きたい
イったばかりのその足の奥
もっと責め立てたい


「や‥‥っ、だ、め、‥‥」


俺の手を制するようにして
萌が潤んだ瞳で俺を見る。


「嫌‥‥?」


「あの、違うの‥‥お風呂とか入って、あの‥‥ちゃんとしたところで、あの‥‥ちゃんと‥‥したい‥‥」

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