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禁断兄妹

第33章 熱帯夜 ~ひとつになる夜~


深く繋がったまま
微笑みあって
どちらからともなく
唇を寄せた。

激しい口づけは
もう必要なかった。

ただ柔らかに
お互いの唇を求めて

慈しむように
口づけを重ねた。

もう
何もいらない



お前がいれば

もう
何も

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