禁断兄妹
第33章 熱帯夜 ~ひとつになる夜~
「感じてる萌、綺麗だ‥‥もっと感じて‥‥」
最奥を揺らすように律動し続けながら
萌の背中に回していた左手を
右胸の紅い頂きに滑らせた。
「んッ‥‥」
萌が小さく震えて
甘苦しい表情を見せる。
小さく愛らしいそれを
タバコを吸うように二本の指で挟んで
「や、ア‥ッ」
軽く引っ張るように可愛がりながら
「ンッーーー」
親指で先端を擦るように愛撫する。
「しゅ、う、あンッ、だめ、そんな、アーーーー!!」
乳首
クリトリス
最奥
三か所への責めを同時に施された萌は
激しく乱れて
鳴いて
感じるままの素顔を俺に見せる。
綺麗で
瞬きもできない
俺はもう随分前から
呼吸すら忘れている、
「もっと感じて‥‥イってごらん‥‥」
萌
お前が感じれば感じるほど
俺にその快感が流れ込んで
身体中を巡ったそれが
またお前へと流れ込む
二人の身体
心
一つに溶け合っていく