禁断兄妹
第34章 禁断兄妹4th プロローグ
俺の腕を枕に健やかな寝息を立てていた萌
その寝顔を飽かず眺めながら髪を撫でているうちに
俺もいつの間にか眠ってしまったらしい。
昨夜
深いオルガスムスの余韻から解放されて我に返った萌は
ひどく恥ずかしがって
しきりにシャワーを浴びたがっていたのに
俺が離さずにいたから
きっともう起きて身支度を整えているに違いない。
萌
俺の腕の中で
どんな顔で目を覚ましたんだろう
どんな気持ちでシャワーを浴びたんだろう
想像しただけで
胸が甘く疼く。
胸だけじゃない
身体も