禁断兄妹
第34章 禁断兄妹4th プロローグ
萌の身体の負担を考えて
昨夜は一度だけしかしなかった。
けれど本当は
萌の中から俺自身を抜く時には再び固くなっていて
萌は分からなかっただろうけど
もう一度したくて
もっとしたくて
たまらなかった。
萌の髪の香りが微かに残る自分の腕
その香りを探して目を閉じる。
萌
抱く前よりもっと
ずっと
お前が愛おしい
心も身体もお前を求めて
恋焦がれている。
呆れるほど熱くなっている身体
俺は昨夜の
抱き合いながら深く達した甘く狂おしい記憶に
溺れるように身を委ねた。