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禁断兄妹

第35章 一人じゃない


朝からずっとぎこちない萌

俺が話しかけると
頬を赤らめて俯いてしまう。

可愛くてじっと見つめると更に赤くなって
俺の視線を避けて逃げていく。

可愛い兎

捕まえてキスしたら
震える舌が甘く蕩けて
困った。

昨日初めての体験をした萌
身体を休ませたいから押し倒す気はないけれど
衝動は波のように絶え間なく押し寄せて俺を苛む。

部屋に二人でいるからだ

俺は萌を促して
予定していたよりも早く家を出て
父さんの病院へと向かった。

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