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禁断兄妹

第36章 話したいこと


「俺と長く話して疲れただろ。休んでくれ」


背を向けて
かけてあったコートに手を伸ばした俺に


「柊」


父さんの声


「もし俺に‥‥話したいことが、あるなら‥‥」


ドクン

俺の心臓が
音高く跳ね上がった。

その反動で
身体が揺れた。


「もしあるなら‥‥今、言えないか‥‥?」

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