テキストサイズ

禁断兄妹

第42章 優しくしたいけど‥‥無理かも知れない~ベッドの上で①~


「中でイけたね‥‥すごく可愛かった‥‥」


熱い囁きが
耳のすぐそばで聞こえた。

バスルームに響いてる荒い息遣い
反響して耳に届くそれが
自分の口から溢れているものだと気がつくまで
時間がかかった。

まだ朦朧としている頭
夢から覚めるような感覚の中
目に映ったのは
滴るような熱を帯びた柊の瞳

軽く開いた唇からは
熱い息が漏れている。


「なあ、風呂は後で入れよ‥‥ベッドに行こう‥‥?」


「え‥‥」


柊は私のまぶたに唇を押し当てながら
ゆっくりと指を引き抜いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ