禁断兄妹
第43章 優しくしたいけど‥‥無理かも知れない~ベッドの上で②~
萌の目を覆ったまま
半ばまでつけていたコンドームを片手でつけ終えると
まだ微笑んだ形の唇に口づけた。
「‥‥そんなに可笑しかった‥‥?」
「うん‥‥柊、可愛かった‥‥」
「可愛い、か‥‥お前には敵わないな」
二人クスクス笑いあいながら
触れるだけの口づけを繰り返す。
「見えない‥‥手、外して‥‥」
「まだダメ‥‥」
身体ごと萌に近づきながら
横に倒れている両足を片手と膝を使って開いていく。
「あ‥‥」
足をとられて仰向けに倒れる萌
その身体とシーツの間に片手を滑り込ませて
細い腰を抱いた。
静かに引き寄せて
腹につきそうなほど固く反り返ってる俺自身の裏側を
萌の縦溝に沿わせるように押し当てる。
「んっ‥‥」
小さな声が甘く震えて
俺の芯を更に固く疼かせる。