禁断兄妹
第43章 優しくしたいけど‥‥無理かも知れない~ベッドの上で②~
左右の指先がつきそうなほど細く華奢な腰
その上のウエストは
もっと細くて───
「‥‥いつ?」
萌の身体に視線を落していた俺に
小さな声が聞こえた。
顔を上げると
萌が首を傾げるようにして俺を見つめていた。
澄んだ光を宿した
熱っぽく潤む瞳
「‥‥もっと大人になったらって、いつ‥‥?」
「‥‥」
言葉が出てこない俺をじっと見つめたまま
萌はその潤んだ瞳を儚げに細めた。
「早く大人になりたい‥‥柊と釣り合うような、女の人、に―――」
動き出した俺に萌の言葉は遮られて
鳴き声に変わる。
俺は深く結合したまま
両手で掴んだ萌の腰を持ち上げて
両膝立ちの恰好になっていた。
「しゅ、柊っ‥‥」
怯えと戸惑いに揺れる瞳
そうだな
昨日はこんな風にしなかった
でも
今夜は
「始めるよ‥‥」
俺は下半身を密着させたまま
萌の最奥に小さな円を描くように
俺自身を力強く動かした。