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禁断兄妹

第43章 優しくしたいけど‥‥無理かも知れない~ベッドの上で②~


萌の感じる場所は全部頭に入っている。

ほら
ここだろ

持ち上げている腰の角度を変え
切っ先である一点を擦り上げるように小刻みに律動すると
萌は細い悲鳴のような鳴き声をあげて
上半身を強く反り返らせた。


「アッ、柊、あンッ、ゃあっ‥‥」


白い喉笛を俺に晒して
両手で強くシーツを握り締めながら
震えるほど強く身体を硬直させる。

その素直な反応に煽られて
更に動きを速めて責め続けると
萌の身体にびくっ、びくっ、と大きな震えが走り始める。


「あん、はあっ、ああ、ン‥‥ッ」


速くなっていく息遣い
緊張と弛緩を繰り返す身体は
次第に緊張に囚われる時間が長くなっていく。

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