
禁断兄妹
第43章 優しくしたいけど‥‥無理かも知れない~ベッドの上で②~
それでも必死に俺を見上げ
揺れる視線を合わせては快感に飲み込まれて
鳴きながら苦しげに目を閉じる。
まるで嵐の波間に浮かぶ小舟のよう
感じている萌は綺麗で
愛おしくて
目が離せない。
もっと感じさせたい
止められない
激しく律動するほどに
萌の中は強くうねり波立つ。
熱い肉襞が俺自身をしごくようにきつく絡みついて
摩擦が高まる。
「すごい‥‥気持ちいいよ萌‥‥」
目が眩むような快感に
動きながら思わず声を漏らした。
「‥‥私、も‥‥っ‥‥」
無我夢中の可愛らしい声
口を開け
はあはあと荒い呼吸を繰り返しながら
今にも泣き出しそうな
それでいて夢見るように蕩けてる顔を俺に向ける。
「‥‥もう、イきそ、う‥‥っ‥‥」
甘く掠れて消えていく声
痺れる
