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禁断兄妹

第46章 優しくしたいけど、無理かも知れない~ベッドの上で④~


熱い吐息を零しながら眩しそうに俺を見上げる萌
そのしどけなく開いた濡れた唇を
なぞるように舐めて銀の糸を絡めとる。


「俺が欲しい‥‥?」


燃え上がる心のままに
言葉を重ねた。


「うん‥‥柊が‥‥欲しい‥‥」


俺から視線を逸らさずに
潤んだ瞳を細める萌

言わせたつもりが心射抜かれて
苦しいほど身体の芯が疼く。

たまらずに小さな膝裏に下から手を差し入れて
立てながら大きく開いた。


「あげるよ‥‥俺はお前のものだ‥‥」


にじり寄るように割り込ませた自分の身体も
吐く息も
燃えるように熱い。

銀の糸に絡めとられているのは


あの日より
昨日より
さっきより

抱く度に増す愛おしさに身も心も焦がし
もがくばかり

広げて立てた萌の両足が作る三角形の隙間へ
折った膝をもどかしく差し入れながら
両手で掴んだ萌の腰を力強く引き寄せた。


「っ‥‥」


飲み込まれた鳴き声

静寂の中
背を丸めのめり込んでいく俺の下で
痛々しいほど強く引き絞られた華奢な身体が
夢のように震えて
滲んだ。

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