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イった

俺の全身が萌の絶頂を鮮やかに感じ取る。


「しゅ、う―――‥‥！！」


甲高く俺を呼ぶ声が細く消えて
全てが固く引き絞られたまま
萌の身体は弾むほど強い痙攣を繰り返す。

絶頂の収縮に激しくうねり蠢く萌の中
俺で満たしたまま深く感じて欲しくて最奥に踏み留まるけれど
衝動的な熱が下腹部をせり上がり息が乱れる。


「‥‥っ‥‥」


痙攣が収まり弛緩していくまで
全身で萌の絶頂を受け止めた俺は
唇から紅い実を零すと
大きく息を吐き出しながら上半身を起こした。

脱力して
俺の肩から滑り落ちる萌の足を捕まえて
横に広げながらふくらはぎに唇を押し当てると
苦しげに寄せられた眉の下
薄く瞳を開いた萌と目が合った。


「‥‥ゅ、う‥‥」


まだ浅く速い呼吸の中
萌の唇が俺の名の形に動く。


「気持ち良かった‥‥？」


「‥‥うん‥‥すごかった‥‥すごかったの‥‥」


演技も義務も知らない萌
胸をかきむしられる。


「もっと愛してあげる‥‥ちゃんとついておいで‥‥」


俺はふくらはぎから膝裏へと舌を這わせながら
ゆっくりと萌の身体を裏返して
背中へと回り込んだ。