禁断兄妹
第47章 優しくしたいけど、無理かも知れない~ベッドの上で⑤~
「練習‥‥」
俺は双丘から離した左手を腹の方へ滑らせると
軽く萌の腰を浮かせながら指の腹を上にした右手の中指を
萌の中へゆっくりと差し込んだ。
「‥‥ッ‥‥!」
ぞくぞくっと震えあがり
首をすくめるように更に萌の身体は縮こまるけれど
溢れかえる熱い蜜と吸いつく肉襞は
俺の指を奥へと誘う。
「‥‥はあっ」
根元まで挿入しきって手のひらが肌に密着すると
萌は詰めていた息を大きく吐き出した。
その呼吸を合図に
きつく締まる道筋を手首を返しながらゆっくりと戻っては進んで
内壁を満遍なく指の腹で擦りあげると
溢れた蜜が手のひらに零れ
切ない吐息は甘い鳴き声に変わる。
「怖くないだろ‥‥?」
俺はそっと指を引いた。
「うん‥‥柊‥‥うん‥‥」
「‥‥おいで」
強く囁いて
俺は身体を起こした。