無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

柊が再び動き出す。

その敏感な場所だけを
何度も繰り返し
先端で優しく突かれ続けて


「アッ、んっ、ああん‥‥ッ！」


疼ききっていた身体はあっという間に高みへと駈け上がり
あまりの快感に全身が震えるほど力んでしまう。


「萌‥‥もっと力を抜いて、感じてみろ‥‥」


柊の熱い囁きが聞こえた。


「う、ん‥‥っ‥‥」


力を抜いた瞬間
ふわっと浮き上がるような
じん、と暖かいような
初めての快感に漂う。


「‥‥はあっ‥‥」


でも次の瞬間
両手も両足もがくがくと崩れ落ちそうになって
四肢に力をこめた。


「はあ、無、理‥‥っ‥‥」


私は首を振った。


「俺が支えてる‥‥大丈夫だから‥‥」


その言葉と腕の強さに
思いきって身体の力を抜いた。

ほどけ
溶け落ちるように
シーツの上に突っ伏していく私の身体

でも
柊の両手に掴まれた腰だけが軽々と持ち上げられて
身体を起こし膝立ちになった柊と繋がり続ける。