禁断兄妹
第47章 優しくしたいけど、無理かも知れない~ベッドの上で⑤~
はっとして
振り返るように柊を仰ぎ見た。
「‥‥イきそう‥‥?」
荒い息の柊が
目を細め首を傾げる。
頷く
違う
首を振る
違う
私は力を抜いていた身体に再び力をこめた。
そうしないと‥‥
「‥‥出ちゃいそうなんだろ‥‥?」
ちゃんと分かっているよ
とでも言うように
動きを止めず妖艶に微笑む柊
「うん‥‥っ、あ、だめ‥‥っ‥‥」
その感覚は急速に私の身体を支配していく。
「大丈夫‥‥それはおしっこじゃないから‥‥出していいから」
「本当‥‥?ほん、とう‥‥っ‥‥?」
「大丈夫だから、さっきみたいに、力を抜いて、イってごらん‥‥」
「だめ、イったら、きっと出ちゃう‥‥っ、シーツ汚しちゃう‥‥っ」
必死の声に
柊は枕元にあったタオルケットを片手で引っ掴むと
私の秘所の下に置いた。
その手で顎を捕まれて
上向けられる。
「洗えばいい‥‥出して萌‥‥」
その燃えるような瞳と真っ直ぐな言葉に
心臓が爆発しそう。
「で、も‥‥っ!あ、だめ―――」
「出して‥‥俺だけに、見せて‥‥」
敏感な部分を突かれ続けながら
包み込むような深い声音で畳み掛けられて
もう私に抵抗する理由は
なかった。
柊
あなたに何もかも委ねよう
私は理性の掛け金を外して
柊の熱を
思いきり受け止めた。
「‥‥はあ‥‥っ‥‥」
身体の奥底を強く弾かれたような波動が
じいん、と広がって
肌の内側の隅々にまで
甘く
静かに
響き渡る。
「イ、く‥‥柊‥‥っ‥‥」
そして私の秘所から熱いものが溢れ
激しく飛び散った。