禁断兄妹
第47章 優しくしたいけど、無理かも知れない~ベッドの上で⑤~
手のひらを合わせ
指を絡めるように繋いだ両手は横へと伸ばされる。
まるで十字架のように
「‥‥永遠の愛をこめて‥‥」
耳元に真摯な囁きを残して
奥深くまで埋め込まれた柊自身が
ぴったりと吸いついた内壁を引き剥がし
擦りあげながら
力強く退いていく。
「ンぅッっ‥‥!!」
追いかけるように奥から窄まっていく私の中
入口近くまで抜き取られた柊自身が
内壁を削り落とすように
再び力強く沈み込んだ。
「あああぁ‥‥ッ!!」
真上に引き上げられては垂直に打ち込まれる
灼熱の楔
その熱は
深く折り畳まれ逃げ場のない私の身体へ
余すところなく
まっすぐに送り込まれる。