禁断兄妹
第47章 優しくしたいけど、無理かも知れない~ベッドの上で⑤~
そばにいたいのは
一緒にいたいのは
私のほう
永遠の愛
あなたに求められる前から
捧げてた。
「眠っていいよ‥‥起こしてあげるから」
私の肩を抱いている手が
ぽん、ぽん、と優しく動いて
微睡んでいたことに気づく。
「‥‥柊も‥‥一緒に‥‥」
「ああ、一緒に。おやすみ‥‥」
もう一度まぶたに落ちた口づけと柔らかな声に誘われて
ぬくもりの中
眠りに落ちていく。
柊
この先
あなたの瞳に映る世界が
幸せな光に満ちていますように
どうか悲しみに曇りませんように
その為に私ができることならなんだってする
ずっとそばであなたを見守り応援する。
柊
あなたと一緒に見る世界が
この朝日のように
あの海のように
ずっと
ずっと
キラキラ
光り輝きますように‥‥