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禁断兄妹

第48章 あなたを許さない


夜明けまで身体を重ねた幸福な朝
仕事が昼からだった俺は
登校する萌と共にマンションを出た。

灰谷のことがあって心配だから学校まで送るというのに
萌は俺に送ってもらえるのが嬉しい様子で
その無邪気な様子に肩の力が抜ける。

しかしマンションを出ていくらも歩かないうちに
前から白い息を纏い
まっすぐ俺達に近付いてくる人影

予想通り
灰谷が現れた。

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