テキストサイズ

「お嬢様。」

第7章 どきどき

あたしはてっきり

だから、お前も来いとか

いつもの自分勝手なセリフがでる、

と思ったら何もいわれなかった。

少しショック。

「だからイイコにしてろよ」

頭を掴まれて、わしわしされる。

うん、と小声で返事をした。

その報告以外、

学校がおわってすぐに

何人かの先生が龍太郎さんの

部屋に訪れて

ずっと夜中まで勉強してるかんじだった。

だから、ひとりでベッドで

寝ることも普通になってった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ