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「お嬢様。」

第12章 ゆっくり

蓮さんが水に浸りながら

もどってきて、犬みたいに

ブルブルする。

「ランとリンも連れてきてたらな」

少し残念そう。

だけど、熱射病になったら大変だし

こんど夕方くらいに連れてこよう

ってことになった。

「きもちいーなー」

そんなに混雑してないし

気持ちいいくらいの周りの雑音。

横に蓮さんが寝転がる。

「花蓮」

「はい?」

「好きだ」

ちゃんとした告白。

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