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「お嬢様。」

第13章 うらぎり

25階。

ピンポンと鳴らす。

遠くから可愛いあのひとの声。

「はい?」

勢いよくドアがあいたと同時に

俺は玄関に入り込む。

「どーゆーこと?」

「りゅ........っ」

涙目になってる。

「俺のものになったんじゃないのかよ!」

たぶん、

このとき人生で始めて

冷静さと

ブレーキってもんがわかんなくなった。

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