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白石さん連れられて来たのは、

学校の近くに出来た

高層タワーの25階。

降りると、

あたしの部屋だけみたい。

「旦那様が

セキュリティ万全なところで、

とおっしゃっておりましたので」

部屋にはいると

家具は揃ってるし

タンスにはあたしの服や

カバンなど、

必要なものはすべてはいってる。

「わぁ.......」

引越しって簡単なんだね！

「これから朝ごはんや

お召し物のご用意ができないのが

ざんねんですが、

花蓮お嬢様は料理も得意ですので

心配はしておりません。

ただなにかあれば、すぐに、

お呼びつけください。」

一礼すると

白石さんも部屋をでていった。

広い部屋にひとり。

なんだかさみしい。