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「お嬢様。」

第13章 うらぎり

「........彼女があなたのせいで

傷ついた、それを俺が癒した........

それだけのことです。」

安西蓮は冷静に言った。

「........そして、あなたはその理由に

まだ気づけてない。

花蓮は、あなたのせいで初恋を

汚されたんだよ!あなたのせいで!」

目だけが鋭く、

俺に噛み付くようだった。

あなたイコール俺だ。

俺のせいで、花蓮が傷ついた?

俺のせいで、花蓮の初恋が?

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