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「お嬢様。」

第14章 あきのはじまり

4.5回かな、

あたしを呼んだ声は止まった。

ざわめきと共に

消えていった。

キーンコーンカンコーンと

頭に響く鐘の音がなる。

「さてみなさん、英語のじかんです」

たぶん、先生の言葉なんて

右から左だっただろう。

「Hello〜 my name is Jessie!」

あたしは

気分が悪くなりなにも言わず

保健室にむかった。

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