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「お嬢様。」

第14章 あきのはじまり

他愛もない話をしながら

あたしは教室にはいる。

廊下はザワザワしていて

女の子でむらがえっている。

「花蓮」

ざわめきから聞こえる声。

あたしには、......はっきりと。

「花蓮」

聞こえてる。

振り向く?





龍太郎さんが

そこにいるのわかってるのに。

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