テキストサイズ

「お嬢様。」

第2章 はじまり

そのまま

気付けば2時間くらい

電話に夢中になってた。

安西さん忙しいひとなのに!

「安西さんっ.......」

「せめて下の名前がいいな」

「じゃ、.......蓮さん.......?」

なんだか緊張するよぉ。

「いいんですか?

お仕事忙しいんじゃあ?」

クスっと電話越しに笑う蓮さん。

「僕は忙しいときは忙しいって

はっきり言います。

花蓮のために時間をつくったまで。

会えないんだから、当たり前でしょ?」

大人だあ。

なんか落ち着いてるし、

自分に自信あるってかんじ。

「わかりました」

会えないんだから当たり前

って、

なんだか、

あたしのこと想ってくれてるとこが

すごく素敵。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ