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「お嬢様。」

第3章 さよなら

「べっべつに!ちがうくて、えとー」

あたし、たぶん今真っ赤っか。

「.......あたしは昨日かな.......」

え?

「しーちゃん彼氏っているの?」

首を横に振る。

「いないよ」

知識のないあたしの頭では

理解できないことがたくさんありすぎる。

「ん? しーちゃんのすきなひと?」

「そう。15年も気づかれないの」

ふーん.......

「しーちゃん可愛いから大丈夫!」

あたしは時雨が大好き。

だからもし、

時雨がそのひとのこと

大好きならがんばってほしい。

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