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「お嬢様。」

第3章 さよなら

クラスまで

龍太郎さんに送ってもらうと

あたしは席についてため息をついた。

「どーした、花蓮」

時雨があたしの頭をくしゃっとする。

「しーちゃーん!」

キスってしたことあるのかな?

そういえば、時雨の恋愛事情て

あたしなんにもしらないし、

聞いたこともなかった!

「ね、しーちゃんって

キスしたのっていつ?」

「え、なに?

あんたもー王子に唇奪われたわけ?」

えー!!

なんでわかったの!

あたしが目を丸くしていると

時雨がうーん、とうなりだした。

「王子本気イコール優は無理、だな」

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