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「お嬢様。」

第1章 ざわめき。

「パパより好きな男なんてできなー」

「お父様?」

コホンと、お母様が咳をされると

お父様はゆっくり離れて

口角を無理やりあげる。

後ろで時雨は大爆笑中。

「さ、花蓮。準備はいいのかしら?」

お母様がキリッと言うから

NOとなんて言えない。

「あ.......はぃ.......」

ほんと、状況わかんない。

むしろ夢の中だと思いたい。

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