テキストサイズ

「お嬢様。」

第5章 あなた

だから

いつも優ちゃんがあたしにだけ

優しくすると拗ねたり、

こないだも優ちゃんと朝登校すると

なんか不機嫌だったんだ。

「しらなかったあ.......」

「あんたは鈍感過ぎ!

15年間、優があんたのことすきなのも

知らなかったでしょ?

あたしはずーっときづいてたよ!」

だから、

龍太郎さんと蓮さんとなら

うまくいっても時雨には

いいってことか。

でも、

優ちゃんとだけは考えれなかった。

長い間のお友達でしか

なかったし、

それ以上に進化なんてできないもの。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ