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「お嬢様。」

第5章 あなた

「花蓮.......」

あたしの前髪をかきわけて、

しっかりとあたしの瞳を見つめる。

「俺のこと好きか.......?」

黙って頷く。

「言って」

優しく促されるんだけど

恥ずかしくていえない。

「えと.......//」

「言え」

ドキン

すうっと息を吸って

「あなたが好きです」

少し泣きそう。

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