それでも好きな人
第11章 幸せの結末
美鈴「…んんっ」
翌朝
妙な感覚で目を覚ました美鈴
体が重くて汗をかいたのかベタベタして
下半身だけが
熱くて…
美鈴「えっ…嘘!?」
拓真「…んんっ」
美鈴「あぁ」
拓真を押し倒すように
拓真の上に跨がり眠っていた美鈴
もちろん下半身は昨夜からずっと繋がっ
たまま…
だから妙に体が重く
下半身だけが熱っぽかったのだ
美鈴「このまま寝てたなんて…恥ずかし
い…」
恥ずかしくて
拓真から離れようとしたが
抜く寸前、美鈴の下半身をぐっと捕まえ
逃げられないように
抱きしめた
美鈴「えっ…拓真さん?」
拓真「おはよう」
美鈴「おっ…はようございます…」
恥ずかしくて
顔を真っ赤にする美鈴
そんな美鈴とは反対に余裕な表情で
美鈴の恥じらう顔を楽しんでいた拓真
大人の貫禄なのか
それとも…
美鈴「拓真さん?」
拓真「…」
余裕を演じてるだけなのか…