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それでも好きな人

第11章 幸せの結末



拓真「ごちそうさま」

美鈴「美味しかったです」

店員「ありがとうございました」

拓真「次、どうする?」

美鈴「ん~」

おばあさん「お嬢さん、久しぶり」

美鈴「おばあさん!?」

拓真「知り合い?」

美鈴「知り合いって言うか旅館でちょっ
と…」


二人の時間を邪魔するように
話しかけてきたのは温泉で一緒になった
おばあさんだった
いい人だけど
ちょっと話しが長いというか
自分勝手というか…


おばあさん「もう帰るの?」

美鈴「はい…それで帰る前にこの辺りを
探索しようかなって…」

おばあさん「そう、仲が良いのね」

美鈴「…まぁ」


相手に合わせながら
心の中では早く去って欲しいと願う美鈴
だけど
おばあさんは…


おばあさん「ねぇまだ時間ある?二人に
案内したい場所あるんだけど」

美鈴「あぁえっと…」

おばあさん「いいでしょう?夫婦円満で
有名なお寺だから旦那さんと是非」

拓真「旦那さん?」

美鈴「…」


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