テキストサイズ

それでも好きな人

第13章 勉強中です



香苗「先生の中では美鈴と拓真が義理の
兄妹って知ってる人もいるんだから美鈴
もしっかりしないと」

拓真「香苗、もうその辺でさ…」

美鈴「…」

香苗「それで考えたの、美鈴、あなたに
家庭教師つけるから」

美鈴「家庭教師!?えっ…」

拓真「!?」

香苗「塾だとサボるかもしれないからね
家庭教師頼むから」

美鈴「家庭教師って…そんな…」


香苗は本気だった
普段ならいくら成績が悪くても
怒られる
注意されるくらいで
家庭教師なんて言い出したのは初めてだ
った


美鈴「家庭教師なんていいよ…これから
ちゃんと勉強するから」

香苗「ダメっ、家庭教師の広告入ってた
から明日にでも電話するから」

美鈴「お姉ちゃん…」

拓真「香苗、家庭教師なんて必要ないよ
勉強なら僕が見てあげるからさ」

香苗「拓真!?」

美鈴「お義兄さん…」

拓真「ねっ」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ