
それでも好きな人
第14章 同じ穴のムジナ
香苗「…!?」
智之「香苗、終わったよ」
香苗「…うんっ」
ボロボロの制服
顔面、体中に痣を作り
精液まみれで横たわり動けない美鈴
一部始終を見ていた
悲鳴を泣き声を聞いていた
だけど、かわいそうとか助けたいという
気持ちや感情は
なかった
それどころか…
香苗「ふふ…ご苦労様」
それどころか
すごく清々しい気持ちだった
モヤモヤしていた気持ちが晴れたような
そんな気分だった
香苗「最高にいい気分よ」
智之「怖い女、だけどお前は最高の女だ
よ、最高の女」
香苗「ありがとう」
