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それでも好きな人

第18章 さよなら


康太「…」

香苗「お母さん!?お母さん!?」

康太「!?」


取り乱し
慌てた様子の香苗
尋常じゃなく様子を見に行った康太
少し開いていたドアの隙間から中の様子
を確認すると
倒れ込む母を支える香苗の姿が見えた
だけど隙間から見えたのは
それだけではなく…


康太「血!?血吐いてるじゃないですか
救急車…救急車呼ばなきゃ!!」

香苗「あ…」

母「…」

康太「お姉さん!!」

香苗「あ…っ…わからない…最近ずっと
調子…調子が悪くて…」

康太「救急車、救急車呼ばなきゃ」

香苗「救…急車…」


大量の血を吐き
意識を失ってしまった母
突然の事に取り乱しオロオロしてしまっ
た香苗
香苗を落ち着かせ
急いで救急車を呼んだ康太
すぐ病院に運ばれ治療が行われたが事態
は深刻で…


香苗「先生、母は…」

医者「大変危険な状態です、ご家族の方
には早く連絡をお願いします」

香苗「ご家族…」

康太「…」


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