それでも好きな人
第3章 衝撃
美鈴「…」
香苗「お帰りなさい」
美鈴「お姉ちゃんは知ってたんでしょう
拓真さ…お義兄さんが教師だって…知っ
てて」
香苗「ごめん、余計な気つかわせるから
って拓真に口止めされてて」
美鈴「…」
家に帰るなり
拓真の事を問いただした美鈴
やはり香苗も拓真が教師だと知っていた
ようだ
香苗「ちゃんと授業出来てた?」
美鈴「…知らない」
香苗「どうして?だって」
美鈴「知らないったら知らないの」
香苗「美鈴」
美鈴「…」
香苗「美鈴、待ちなさい」
美鈴「だから知らないって言っ」
香苗「部屋に戻るならお弁当箱、出して
から戻って」
美鈴「…はいはい、わかって…あ」
香苗「あ?」
美鈴「忘れた…」