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それでも好きな人

第3章 衝撃



拓真「優柔不断で最低って思うかもしれ
ないけど」

美鈴「…!?」

拓真「好きなんだ、君が…」

美鈴「お義兄…さ…」


見つめられ
少しずつ距離を縮められ
拓真の指が美鈴の頬に触れようとした
まさにその時…


香苗「美鈴、美鈴まだ起きてる?」

美鈴「あっ…何?」

香苗「ドライヤー貸してくれる?私の壊
れちゃってて」

美鈴「わかった、すぐ持ってく」

拓真「…」


一階から香苗の声が…
その声で現実に引き戻された美鈴
ドライヤーを手に部屋を出て行こうとし
たが
拓真に止められ…


拓真「…」

美鈴「…何」

拓真「香苗には僕が持ってく」

美鈴「…ありがとう」


ドライヤーを受け取り
何事もなかったように部屋を出て行こう
とする拓真
ドキドキしてるのは
意識してるのは自分だけのようで
告白されたものの拓真の気持ちが全く
わからなかった


美鈴「…」

拓真「…」


だけど…


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