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それでも好きな人

第4章 告白



美鈴「…!?」

康太「よっ、おはよう」

美鈴「…どうも」


学校に着くなり
下駄箱で康太に呼び止められた美鈴
色々あって忘れていたが
康太には
お弁当箱を返してもらわなければいけな
かった


康太「お弁当箱、洗ってあるから」

美鈴「…」

康太「今日も弁当?」

美鈴「はい…」

康太「あのさ、こんな事言いたくないん
だけど…」

美鈴「…何」

康太「この世には貧困で貧しくて満足に
食事出来ない人達がたくさんいる、だか
ら俺達は」

美鈴「わかってます、もう食べ物を残し
たりしません」

康太「あぁ、うんっ…」

美鈴「…」


説教したのに
何故か残念そうな康太
美鈴にまだ何か言いたそうな表情で…


康太「だけど…さ…」

美鈴「残すのは勿体ないけど食べれない
時はまた協力してね」

康太「あぁ、もちろんだよ!!」

美鈴「…」


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