テキストサイズ

それでも好きな人

第4章 告白



拓真「…」

美鈴「…」


誰にどう思われてもいい
だけど
好きな人には
拓真にだけは勘違いしてほしくない
自分が好きなのは拓真
拓真だと…


香苗「あっ、来週なんだけど夜ちょっと
出かけてもいいかな?」

美鈴「仕事?」

香苗「5年ぶりに友達と会う事になって
いいかな」

拓真「僕はいいよ」

美鈴「私も、別にいいけど…」

香苗「良かった、泊まりになると思うか
らお願いね」

美鈴「泊まり…」

拓真「わかった、楽しんできてね」

香苗「ありがとう」

美鈴「…」


香苗が留守にする
母もその日は施設に預ける為
本当に
本当に本当に
美鈴と拓真、二人っきりだった


美鈴「二人っきり…か…」

拓真「…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ