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それでも好きな人

第6章 喜びと悲しみ



美鈴「…」


悩んだ末
美鈴は職員室を出て
香苗からの電話に出る事にした
メールがくる事はあったが電話がくるの
は珍しく
よっぽどの急用かと
思われたが…


美鈴「もしもし」

香苗『美鈴、今どこにいるの』

美鈴「まだ学校だけど」

香苗『話しがあるから今すぐ帰って来な
さい』

美鈴「お姉ちゃん、怒ってるの?」

香苗『いいから早く帰って来なさい!!
わかったわね』

美鈴「…わかった」


用件だけ伝えると
一方的に電話を切られてしまった
拓真と話したかったが仕事を終えるには
まだ一時間ほど
かかりそうだった為
帰る事に


美鈴「…ただいま」

香苗「美鈴、こっちに来なさい」

美鈴「…」


怒ってる香苗
心当たりがありすぎて
美鈴は香苗の顔を直視出来ず首が痛くな
るほど
下を向いていた


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