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美しい世界

第2章 過去

異例の闇同士の結婚があったのだ。

全世界の王になる者として決して許されることではなかったが、前大王様と王女様から産まれた跡継ぎとなる子供は、姫一人だったし姫が愛したのは闇の者の中でも光の血が流れている、ということもありうやむやにされてしまっていた。


それから144年後、王女と王子から子供が産まれた。

その子供は闇と闇から産まれたのに強い光の力を持つ姫だったが、その姫の奥深くには大きな闇の力が眠っていると恐れられていた。

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