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華のしずく~あなた色に染められて~

第3章 【華のしずく】~夏雷~

 悪びれもせず言う信成に、珠々はうっすらと頬を染めた。信成は他人の眼もはばからず、堂々とこんな物言いをするが、言われる珠々の方は侍女や家臣たちの手前、恥ずかしいこと、この上ない。

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