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華のしずく~あなた色に染められて~

第5章 【華のしずく】~永久(とこしえ)~

 青竜の国は東方にあることから、いにしえより〝日出ずる国〟ともいうが、秀吉は自らを〝日輪(太陽)の申し子〟と称していた。
真偽のほどは定かではないが、何でも彼の母が秀吉を身ごもった時、日輪が茜色に東の空を染め上げて昇る黎明の夢を見たというのだ。

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