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華のしずく~あなた色に染められて~

第6章  雪の華~華のしずく~

 人と話せば巧みな話術で相手の心を掴み、身分の上下にこだわることなく、下々の者にも気さくに声をかける。まさに欠けるところ一つないとさえ思えるほどの男であった秀吉がただ一つ得ること叶わなかったのが後継者であったとは、皮肉なことだった。

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