テキストサイズ

華のしずく~あなた色に染められて~

第6章  雪の華~華のしずく~

 戦国乱世のこの時代、男児はむろん必要であるが、姫もまた、他国、敵国へと嫁がせるために大切であった。自らの娘を敵将へと嫁がせることによって、戦わずして友好関係を結ぶことができる。言わば、無用の戦いを避ける手段、政略のための美しき犠牲でもあった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ